亡国のイージス
国家に反旗をひるがえしたイージス艦副長・宮津二佐(寺尾聰)は、全ミサイルの照準を東京首都圏内にあわせる。国家への復讐(ふくしゅう)に燃える宮津から艦を取り戻すために、先任伍長・仙石(真田広之)は、過酷な闘いに挑むが……。 (Yahoo!ムービー)本作も、このところ立て続けに製作された福井晴敏原作の作品の一つである。
筆者は原作を読まずに鑑賞したのだが、準備無しに見るには説明不足といわざるを得ない点が多々あった。反逆する宮津や周りの隊員たちの行動の動機付けの部分の描き方が希薄で、宮津がいきなり切れたかのような印象を持った。また、「ジョンヒって何?」という感じで、物語上の存在理由もよくわからなければ、水中のキスシーン(?)も意味不明。退場の仕方も「・・・」という感じでわけが分からなかった。
ただ、ローレライでも描かれていたが、現代社会への批判と自戒、「生きていくこと」に対する希望、期待といったものが根底に流れていることは感じられた。
役者陣はさすがの演技を見せている。真田広之や中井貴一はもちろんだが、勝地 涼が予想外の好演。良き先輩たちに囲まれてますます大きくなってほしい(←何様なんでしょうか筆者は)。
劇場には自衛隊(?)の制服を着た初老の紳士が二人来ていた。感想聞きたかったなぁ。
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