逆境ナイン
弱小野球部を廃部させないために、甲子園出場を校長(藤岡弘)と約束したキャプテン・不屈闘志(玉山鉄二)。だが不屈の行く手にはさまざまな“逆境”が待ち受けていた……。 (Yahoo!ムービー)
島本和彦の原作を映画化。島本作品は子供の頃から好きなのと、予告編を見て「バカらしく」作ってありそうなので大いに期待して見に行ってきた。この作品、「海猿」の羽住英一郎氏が監督である。
大爆笑とは行かないのだが、徹底的にバカに作ってあって、たくさん笑って帰ってきた。とにかく単純ですぐに感動、行動に移す部員たち。絶対的に前向きに突き進む主人公。天然で可愛いマネージャー。判りやすく悪者なサッカー部(笑 筆者は学生時代サッカー部だったけれど、あんなレースクイーンもどきのマネージャーより月田さんを選ぶね。
透明ランナー懐かしいー!
映画好きの人には特にクスリとさせられる演出や映像がちりばめられている。「2001年宇宙の旅」に「宇宙戦争」?、「コンスタンティン」の雨も使ってたな。しかしそれより細かい笑いがたくさん盛り込まれているのがなんともうれしかった。「判りやすく天狗になっている」野球部員の前に監督が登場したとき、暴風のせいで大変なことになっているが何をおいても「スイカ」に拘る月田さん。妙な格好の監督と大騒ぎしている後ろでは陸上部が普通に練習している・・・。空から降ってきた自業自得はいつの間にやら普通なものに・・・すでに日課のように掃除するマネージャー。
原作の熱烈なファンの中には抵抗感を示している人もいるようだが、「それはそれ、これはこれ」ということでおおらかにとらえてあげてはどうか。もともと島本作品はそうした、「でかい」世界観なのではないか。
出演陣はみな、この世界に浸って楽しそうにしており、スクリーンを見ていて気持ちよかった。堀北真希がやたらと可愛い。
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