連理の枝

息苦しい病院を抜け出したヘウォン(チェ・ジウ)は、柔らかい雨とさわやかな空気を体いっぱいに受け止めていた。その時、若い事業家(チョ・ハンソン)と出会い、恋に落ちるたが、2人が永遠に一緒にいることは、叶いようのない願いだった。(Yahoo!ムービー

 韓国のラブストーリー映画をさらにベタにしたような映画。ミンス(チョ・ハンソン)のほうが「実は○○」だったら笑うなーと思っていたら本当に○○で、「本当にやるか」と違った意味で驚いた。前半のコミカルな演出と後半の泣かせの演出、最後に明かされるどんでん返しというお約束を踏襲しているが、どうもバランスが悪い、という印象。

 この作品のどんでん返しは、あまり効果がでていないように思う。皆、「来るか?来るか?」と思わせて(バレて)いて、やっときたと思ったらあまり活用されること無く終了。チェ・ジウの泣き顔のアップのための脚本?といった感じだった。

 お互いのことを思いやって行動する、といった姿は美しいものだが、本作ではむしろギョンミン(ミンスの先輩)とスジン(ヘウォンの友人)のぎこちない恋のほうが微笑ましい。

 コミカルな演技をするには、チェ・ジウの顔はチョット野暮ったい気がする。

                        1. +

連理の枝
監督: キム・ソンジュン
出演: チェ・ジウ 、チョ・ハンソン 、チェ・ソングク 、ソ・ヨンヒ 、ソン・ヒョンジュ
評価: ★★★