シン・シティ

シン・シティ”の住人マーヴ(ミッキー・ローク)は、夢のような美女ゴールディ(ジェイミー・キング)と一夜を共にする。しかし朝目覚めるとゴールディは冷たくなっていた。 (Yahoo!ムービー)
解説: 『デスペラード』のロバート・ロドリゲス監督が、アメコミ界の人気者で本作の原作者でもあるフランク・ミラーとタッグを組んだ最高に刺激的なエンターテインメント・ムービー。ハリウッド中の俳優たちが出演を希望しただけあり、ブルース・ウィリスジェシカ・アルバイライジャ・ウッドなど豪華メンバーが勢ぞろいした。白黒を基本とした映像に、赤い血や口紅の色をカラーで映し出すアイデアは斬新かつ強烈だ。(同上)

 劇画をそのままフィルムに落とし込んだ感じ。
解説にあるようにモノクロームを基調として印象的に単色(赤もしくは黄)を使っている映像は印象的であった。(特に斬新というわけではないが。)

 簡単に殺してしまうし、そのやり方も凄惨だが、「原作」という意味ではなく劇画の実写化であるという大前提から個人的には許容できた。俳優陣も漫画の一部であるということで普通の映画でも言わないような台詞もノリノリでしゃべっているし。(とはいえ、ほとんどが白黒なので血も黒もしくは白になっている分多少緩和されているものの、やはりエグイ。)

チーム★アメリカ/ワールドポリス』のように悪ふざけといった趣ではなく、大真面目にやっているところを評価したい。

 ストーリーを見ても主人公の3人はそれぞれ大切なもののためという行動原理があり、その基本となる部分をまじめに描いていることと、漫画そのままの細かい演出(たとえば人の吹っ飛び方とか)があいまって「これはこれであり」といった感想。

                        1. +

シン・シティ
監督: フランク・ミラーロバート・ロドリゲスクエンティン・タランティーノ
出演: ブルース・ウィリスミッキー・ローククライヴ・オーウェンジェシカ・アルバベニチオ・デル・トロ
評価: ★★★