ナショナル・トレジャー

解説: ヒット・メイカーのジェリー・ブラッカイマーが手がけるトレジャー・ハント・ムービー。主演は『ザ・ロック』『コン・エアー』のニコラス・ケイジ。“テンプル騎士団”“フリーメイソン”“アメリカ1ドル札の謎”など好奇心をくすぐるキーワードが満載。幾重にも張り巡らされた謎が明かされていく、めくるめく展開は目が離せない。
ストーリー: 歴史学者であり冒険家のベン（ニコラス・ケイジ）は、テンプル騎士団の秘宝の謎を追っていた。謎に一歩近づいたベンだったが、資金提供者のイアン（ショーン・ビーン）と対立。イアンから秘密を守るために“アメリカ合衆国独立宣言書”を盗むはめになり……。（Yahoo!ムービー）

もともと、この作品に扱われているような「秘密結社」やら「陰謀」ものは好きだったこともあり、見に行ってきた。昨今の「ダ・ヴィンチ・コード」のブームもあり、プロットとしては今が旬であろう。

　半ば諦めていたことだが、ハリウッド作品の例に漏れない　謎解き＜アクション　の作りにちょっと落ち込む。数々の謎が、まるでそこに回答が書いてあるかのようにあっさり解決されていくのに、街中での追いかけっこが妙に長々と続くのにダレてしまった。「天才ハッカー」という設定のライリーは一切天才ぶりを発揮せずにただただついて行くだけだ。せっかくなんだからもう少し活躍させてあげても・・・と同情してしまった。行動を共にするうちにヒーローとヒロインがくっついちゃうところや最後の終わらせ方など、「That'sハリウッド」なつくりが、ある意味スゴイ。あんなところで、何も調べずに火をつけまくる彼らが一番スゴイ(笑

　もうひとつ気になったのが、ニコラスケイジ。まず、走り方。おっさん頑張っています、という感じがスクリーンから迸っていてちょいと物悲しい。あと、あの頭・・・○ラだよね？ちょっと増えてるよね？あれ。気のせい？？

　ダ・ヴィンチ・コードもこんな風になるんだろうか・・・

　散々ひどいことを書いたが、普通に楽しく観られる。ある意味、時代劇や寅さんを見ているような安心感がある。ちょっとデートに使うとか、そういう見方をするなら良いのではないか。

　ハーヴェイ・カイテルは渋いぞ。

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ナショナル・トレジャー
監督：ジョン・タートルトーブ
出演：ニコラス・ケイジ、ハーヴェイ・カイテル、ジョン・ヴォイト、ダイアン・クルーガー、ショーン・ビーン
評価： ★★