ラブレター蒼恋歌 - P88のブログ

足の不自由な母親を持ち、東京の大学で福祉を勉強する夢を持つ女子高生の由衣（本仮屋ユイカ）は、大学の下見のために従姉妹を頼って上京する。東京では大好きなロックバンド、ザ・サリンジャーのライブも見るつもりだった由衣は、足を運んだライブハウスで良太（石垣佑磨）という青年と運命的な出会いを果たす。（Yahoo!映画）

　ザ・ブルーハーツの“ラブレター”をモチーフにした作品。

　いきなり気になり、最後までなんとなくテンションを落としてくれたのが映像のクオリティ。綺麗な画を撮ろうという意図が感じられない空気感の映像であった。フィルムでなくビデオでの撮影なのだと思うが、それなりの加工、編集、撮影時の演出は出来たはず。

　物語は、若い二人のもどかしくも、誰しも多かれ少なかれ体験したことがあるであろう、大切な人とであったときの喜びと戸惑い、出会いによりはじめて気づく身近な大切な人の存在を軸に進む。
　今までどうにもかなわない、大きな存在であったはずの父親に図らずも腕力で勝ってしまう男のショック。異常とも思える、しかし世の多くの父親がそうであろう娘への愛情と執着。

　しかしストーリーの要所要所での展開にはもうひとつ納得感が足りないというか、説明不足な感が否めなかった。

　ラストもとってつけたような唐突なハッピーエンド・・・良太の台詞も？

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ラブレター蒼恋歌
監督：丹野雅仁
出演：石垣佑磨、本仮屋ユイカ、工藤里紗、EDDIE 、田口トモロヲ、寺島進
評価： ★