ラブドガン
組長(荒戸源次郎)を殺し、組織に追われる殺し屋(永瀬正敏)と知りあった少女(宮崎あおい)。父の不倫が原因で両親が心中、天涯孤独の身になってしまった彼女は父の不倫相手(土屋久美子)の殺害を依頼する。(Yahoo!映画)
最後まで見るのにかなり忍耐を擁した。永瀬正敏、宮崎あおいと存在感のある役者が出ていたので何とかエンドロールにたどり着いたが、オープニングの永瀬のモノローグから嫌な予感がした。予感は見事的中・・・
「カッコイイぜ、俺!」とナルシシズムに浸る雰囲気が充満しており、観客が端から作品世界に没入し主人公に共感した状態で無いとただのイタイ奴になってしまう。筆者はもう置いてけぼりになってしまい大変だった。
永瀬正敏はもともとこういった雰囲気の作品が好きな役者だし、演出次第なところもある作風なので一概にこの路線は否定しないのだが。
映像は斬新さを狙ったカメラワークも見られて意欲的なのは感じられた。が、「あー狙ってるなー」であって「おースゴイ」とならなかったのはそのほかが「うーん」となってしまうような雑さ(筆者にはこう見えた)のために鑑賞時のテンションが落ち気味だったからだと思う。
岸部一徳演じるベテランの殺し屋と新井浩文の新米殺し屋のロードムービー的な道中がこの映画のもうひとつの軸で二人とも何度か見覚えがあるような役で、見たことあるなぁというのが一番の感想。
野村宏伸演じる変態が一番はまっているような。
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