UDON

成功を夢見てN.Y.に渡米していた松井香助(ユースケ・サンタマリア)は、挫折したことにより故郷の田舎町に戻ってきた。借金を背負い人生のどん底にいた香助の前に、地元の雑誌社で働く編集者の恭子(小西真奈美)が現れる。香助は恭子や地元の人々と触れ合ううちに地元の名産品である“うどん”の魅力に目覚め始める。(ヤフー映画

踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督作品。本広作品らしく細かい遊びもたくさん盛り込まれており、見つけたときのクスリとした笑いも魅力のひとつ。
 劇中劇のCaptainUDONも面白い。CASSHERNやマトリックス、ブレードランナーなどを髣髴とさせる映像(笑 ここにこんなに手間をかけるかという出来栄え(しかし最後に・・・)
 筆者の大好きな作品『サマータイムマシン・ブルース』からはスッコケ3人組(与座嘉秋川岡大次郎 、ムロツヨシ)と真木よう子が役柄そのままにうどんを食べにわざわざやってくる客として登場。『踊るー』で副総監を誘拐した犯人がうどん巡礼者として登場などなど・・・

 ストーリーはといえば、大きく分けて2部構成。なぜ、うどんの映画がこんなに長いのか?と思ったが、こういう作りか、といった感想。前半のどたばたぶりが一転して後半は親子の絆や、自分の人生について見つめなおすという真面目な内容になる。人によっては長すぎるという感想があってもおかしくない。
筆者は最後まで飽きずに見られたので合格。

                        1. +

UDON
監督: 本広克行
出演: ユースケ・サンタマリア小西真奈美トータス松本鈴木京香升毅
評価: ★★★