九月が永遠に続けば

最愛の息子が失踪した直後、愛人の男が事故で死んだ。もしかして、息子が殺した…? 亡霊のように現れる過去の絆。(Amazon.co.jp)

「ホラーサスペンス大賞受賞作品」だから読んだのだが・・・本作は、少なくとも「ホラー」ではない。

ごみを捨てに行ったまま戻らず行方不明になってしまうところから物語が動きだす(はずだった)のだが、期待して読んでも読んでもあっと言う展開にならない。いつ怖くなるのか?と心配になるが、単純なミステリの謎解きで終了してしまった。

リーダビリティはいいし、ホラーサスペンスという前提を持たずに読めばもっと面白く感じるであろうとは思うのだが。筆者にとっては物足りない結果となった。

                        1. +

九月が永遠に続けば
著者: 沼田 まほかる
評価: ★★