CUBE ZERO

解説: 大ヒットした『CUBE』『CUBE2』に続く、密室系スリラー3部作の最終章。『CUBE2』で製作と脚本を手がけたアーニー・バーバラッシュが、満を持して監督を務めた。キャスト陣には、カナダの若手実力派俳優らが勢ぞろいし、シリーズ最強の恐怖に立ち向かう。残忍で過激な描写と共に、“CUBE”の謎が次第に解明されていくストーリー展開は、ファンの期待を裏切らない仕上がりになっている。

ストーリー: CUBEの監視員として働くウィン(ザカリー・ベネット)は、監視カメラに映る女性カッサンドラ(ステファニー・ムーア)のことが気になり始める。(Yahoo!ムービー)

 時代設定は1作目CUBEの前で、ドラクエやリング0スターウォーズなどなど、目新しい手法とはいえない。CUBEのなぞが明らかになるという触れ込みだが、肝心なところはわからずじまい。

 ただし、「あー、CUBEのこれにつながるんだな」とか「CUBEの仕組みもちょっと古いな」とかいった楽しみは盛り込まれているし、CUBE2で失敗しているシリーズ物の仕掛けのインフレ状態からの脱却を意図して作られたであろう、罠などには好感が持てる。

 結局肝心のCUBEとそこにいる人間を描いただけではもちろん1作目にはかなわず、外の人間を描くことになるわけだが、ちょっと中途半端かも。

 正式なCUBEの系譜としてはこれが3作目ということだが、レンタルビデオなんかに他のCUBE○×みたいなタイトルがある。未見だがリスクが高くて借りれない(笑

                        1. +

CUBE ZERO
監督: アーニー・バーバラッシュ
出演: ザカリー・ベネット 、デヴィッド・ヒューバンド 、ステファニー・ムーア 、マイケル・ライリー 、マーティン・ローチ
評価: ★★