ZOO

解説: 人気作家・乙一の短編集「ZOO」を新進気鋭の若手監督たちが映画化。出演は、本作が映画デビューとなる小林涼子、人気子役の神木隆之介鈴木杏樹など。実写4作品とアニメーション1作品からなるコンピレーション・ムービー。

ストーリー: 一卵双生児のカザリ(小林涼子)とヨーコ(小林涼子)の母親(松田美由紀)は、カザリをかわいがり、ヨーコを虐待していた。ある日、カザリは母親のパソコンに水をこぼしてしまい、ヨーコに罪を着せようとするが……。(『カザリとヨーコ』より)(Yahoo!ムービー)

 児童虐待や拉致監禁といった最近良く目にする社会的な事件から、「世にも不思議な・・・」的な話などちょっと変わっていて切ない話が5つ。

 筆者が一番意外な結末だったのは『SO-far』で、思い切り逆を突かれた感じが良かった。実際人間って目には入っていても見たいものしか見ないものだよな、っと改めて思った次第。
 映画の題名になっている『ZOO』は筆者的には一番『?』な出来であったので、映画の題名にし、最後に持ってくるにはちょっと力不足な感じ。ただ、これらの作品を集めたという意味合いではいいのかもしれない。

 今回はDVDで鑑賞したのだが、メイキングが結構良かった。『カザリとヨーコ』の母娘のシーンや『SEVEN ROOMS』の待ち時間の様子など。

                        1. +

ZOO
監督: 金田龍 、安達正軌 、水崎淳平 、小宮雅哲 、安藤尋
出演: 小林涼子松田美由紀吉行和子市川由衣須賀健太
評価: ★★★