東京DOLL
変化の街・東京で生まれた奇跡のような恋。『池袋ウエストゲートパーク』『4TEEN』の石田衣良作品。
若き天才ゲーム制作者・相楽は、新作のモデルに愛する男の不幸が見えるという少女・ヨリを選ぶ。IWGPシリーズの著者が描く最もハードな恋愛の形。(Amazon.co.jp)
筆者は石田衣良の著作は初めて読んだ。最初に感じたのは、ファッションやライフスタイルに関する詳細な描写が非常に多いということで、「洒落た感じの文体」というようなことなのだろう。桜井亜美の著作などと同じにおいがする。
読み出してすぐは、おっと期待させる雰囲気があったが、ヒロインがあまり活躍せずにあっさりと終わってしまって、筆者的には肩透かしを食ったような感覚であった。
一番心に響いたのは、主人公の仕事仲間が主人公と二人で飲みながら、自分たちと主人公を比較して吐露する一般人の気持ち。
この本装丁が素敵で購入した。香椎由宇の表紙が良い。(←そういう人も結構いるようだ)
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東京DOLL
著者: 石田衣良
評価: ★★