ナイン・ソウルズ
父親を殺して刑務所に入った金子未散はそこで9人の服役者と出会う。引きこもり、心を閉ざした彼は、彼らとともに脱獄し、それぞれの目的地に向かうたびをはじめる──。
設定としてはありがちな感じだが、それぞれのキャラクターに用意された物語は切なくさせられるものもあって、ポイントポイントで楽しむことができた。キャラクターとして面白かったのは白鳥と牛山かな。
しかし全体として上手く話しに入っていくことができなかった。クニムラさん、全然気が触れたように見えませんでした・・・。キャリア十分のあなたがなぜ?
そして、ほかの皆が熱演するなか松田龍平の演技には今回もがっかり。心を閉ざした、とか切れちゃう若者みたいな役が多いが、演技ができないだけな気がしてしまった(ファンの方申し訳ない)
話自体も主役級の松田氏原田氏のエピソードが一番弱い印象を受けてしまったのは残念。
今回は舞台挨拶も見ることができた。原田芳雄さんはさすがの格好よさで、挨拶や司会者との応対も大人の格好よさが滲んでいて「いいなぁ」と思った。逆に「なんだコイツ」と思わされたのが千原浩史。終始ふてくされていて感じ悪かった。本人としては格好つけているつもりなのだろうが、原田氏の隣で格好悪さてんこもりだったよ。いままでこれといって好き嫌いという対照ではなかったけど、ますます興味が無くなった。
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ナイン・ソウルズ
監督: 豊田利晃
出演: 原田芳雄、松田龍平、千原浩史、鬼丸、板尾創路、マメ山田、伊東美咲、京野ことみ、唯野未歩子
評価: ★★
※本文は作品公開当時にかかれたものです