間宮兄弟
30代になっても仲良く同居し続ける兄弟が、日常にささやかな幸せを見出しながら人生を送る姿を描いたドラマ。森田芳光監督が、江國香織の原作を映像化。(Yahoo!ムービー)
切ないけれど温かい。心が優しくなれる映画だ。
日々の生活の中にたくさんのささやかな楽しみを見つけ、自分なりのこだわりをもって生きている二人。彼らの姿は周囲から見ても好ましく映るに違いない。30代の男兄弟が二人暮し、というと普通はちょっと変だな、というのが先にたつと思う。確かに変は変なのだが、江國原作、そして森田演出は見事に笑いと温かさとして表現している。もちろん演じた佐々木、塚地の好演あってのもの。
彼らの生活の中のこだわりや、楽しみには共感できるところが多々ある。しかし、もしかしたらまだ20代前半とか、若い人たちには理解できない部分もあるかもなぁなどと考えた。人生の楽しみは恋愛だけです、という人も少なくないからねぇ。
兄弟の生活に関わることになる女性がいずれも美人でなんともうらやましいのだが、それぞれ現実的な女性らしさ(それはその気が無くてもいい顔をしてしまうとか、その時頼れるものは頼るけど用が無くなったらスパっと切り替えてしまうとか)を持ちながらも、特にメインの3人のベースは善い人である。いずれも兄弟に劣らず変わった人たちで、観客を楽しませてくれた。
常盤、沢尻の演技力は知られたところだが、意外に魅力的だったのが北川景子。筆者は知らない人だったので軽く調べたら、二人の事務所の後輩で、元モデル。少し前まではセーラームーンの仲間として悪者をお仕置きしていたそうだ。
いま、何か観にいくならダヴィンチよりこちらをおすすめする。
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