放郷物語

愛子(徳永えり)と芽里(安藤希)の二人は親友。しかし、この春から離れ離れになってしまう。愛子が東京の大学へ進学することになったからだ。(公式サイト)

レイトショーのみ公開のユーロスペースにて鑑賞。
 休みの前日スケジュールをチェックして仕事帰りに行ったのだけれど、予想外にトークイベントがあって、徳永えり、金子昇 、飯塚健監督のお三方を見ることができた。劇場ないは1/2くらいの入りで正直かわいそうだったが、ぜんぜん宣伝していなかったよな、などと興行側の心配をしたり。微妙な空気の中、金子君が必死に盛り上げる姿に高感度アップ。監督いわく「あわよくば寝ちゃって欲しいくらいゆったりとした作品を目指した」そうで。作品が始まった。

 ストーリーは、春から上京する(舞台は那須である)女の子の話を中心に、同じ町の中の何人かの話が特別重なることも無く並行して進行。「別れ」「再会」「再出発」など、春に起こりそうな出来事をゆったりと描いている。登場人物たちはみな「ぱっとしない」普通の人々で、その一人一人にもしっかりと自分の物語はあって。大上段にかまえた「感動させます」といった感じは無いけれど、なんとなくふわふわと家路につける、そんな作品であった。

 普段気にも留めないコンビニの兄ちゃんにもちゃんと思うところあったりするんだよね。

 最後のほうの写真撮影のシーンが笑える。どこかで使おう、と思った人は多いはず(笑

                        1. +

放郷物語
監督: 飯塚健
出演: 徳永えり安藤希 、金子昇 、小林且弥田山涼成
評価: ★★★