マイ・ガール

 少女が大人へと成長していくひとときを温かく切り取った作品。誰しもが通ってきた子供時代を思い出させる良作。

'72年、ペンシルヴェニア州マディソン。ベーダ(クラムスキー)は、葬儀屋を営むやもめ暮しのハリー(エイクロイド)と少し老人性痴呆症気味の祖母と暮らす11才の女の子。遺体に死に化粧を施すために美容師のシェリー(リー・カーティス)が雇われ、ハリーとシェリーは次第に接近して行く。近所に住む幼なじみのトーマス(マコーレー・カルキン)と父の恋の邪魔をするベーダだったが効果は全く無し。やがて、ベーダとトーマスの間にも恋心が芽生えるのだが……。 (Yahoo!映画

 少しずつ大人になっていく子供の身の回りには大変な出来事がいっぱいだ。片親で自分を育てる父親は仕事が忙しくてあまりかまってくれない。おばあちゃんはちょっと様子がおかしい。大好きな先生は子ども扱いしかしてくれない。一番の友達はてんで頼りないし・・・

 父親の恋人への嫉妬や、本当は一番の理解者である友達についつい冷たく接してしまったり。子供の頃を思い出させてくれるエピソードを通じて徐々に大人になっていく少女の姿に自然と視線が柔らかくなってくる自分に気づく。

 幼い頃のマコーレー・カルキンがいじらしい。幼馴染の尻に敷かれた少年を好演していた。

                        1. +

マイ・ガール
監督: ハワード・ジーフ
出演: アンナ・クラムスキー 、マコーレー・カルキンダン・エイクロイド 、ジェイミー・リー・カーティス 、グリフィン・ダン 、アン・ネルソン
評価: ★★★