父親たちの星条旗
第2次世界大戦の重大な転機となった硫黄島の戦いで、米軍兵士たちはその勝利のシンボルとして摺鉢山に星条旗を掲げる。しかし、この光景は長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士、ジョン・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)らはたちまち英雄に祭り上げられる。(Yahoo!映画)
太平洋戦争を扱ったアメリカ映画というと「アメリカ万歳に違いない」とついつい思ってしまいそうだが、本作は戦争に対するアプローチが違っている。
戦争を行う国の思惑によって図らずも英雄に仕立て上げられた若者のそれぞれの思惑や苦悩生き様が描かれており、その舞台が硫黄島の戦いであったというだけである。
戦争という行為がただひたすらにむなしいということが丁寧に、執拗に描かれており、クリント・イーストウッド 監督のスタンスに共感を覚えた。
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父親たちの星条旗
監督: クリント・イーストウッド
出演: ライアン・フィリップ 、ジェシー・ブラッドフォード 、アダム・ビーチ 、ジェイミー・ベル 、バリー・ペッパー 、ポール・ウォーカー
評価: ★★★