星に願いを。 Nights of the Shooting Star

北海道・函館。交通事故により、失明、声も失ってしまった青年・笙吾(吉沢 悠)。 事故直後、心を完全に閉ざしてしまった彼に立ち直るきっかけを与えたのは、担当の看護師・奏(竹内結子)だった。
 彼女の看護とリハビリは、笙吾に再び生きる勇気を取り戻させ、ふたりは時がたつにつれ、言葉を超えて心が通じ合う特別な存在になっていた。
 しかし、笙吾は車にはねられ、奏の目の前で息絶えてしまったのだ。 受け止めがたい事実に奏はただ泣き崩れる事しか出来ないでいた…。 (公式サイトより抜粋)

 日本のゴースト物といえば竹内結子。「泣かせます」といった感じのラブストーリーで、伏線などもかなりわかりやすい。一方無理矢理感の強い展開にちょっと現実に引き戻されてしまうのは残念。

 この手の話は無理があって当たり前で(だって死んだ人が目の前に現れるのだから!)、それをいかに受け入れさせるかが肝だと思う。そのためには前提となる「無理」のまわりをできるだけ現実感のある、リアルな設定、演出にするかというのは重要な要素。どこまでがファンタジーでOKか?という点には個人差があるけれど、この読みどころをはずすと感動作が一気にキツイ作品になってしまう。 

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星に願いを。 Nights of the Shooting Star
監督: 冨樫森
出演: 竹内結子 、吉沢悠 、高橋和也中村麻美 、梅沢昌代
評価: ★★